【なごや翻訳勉強会】vol.1

在宅勤務


もう1年前の話になってお恥ずかしすぎるのですが、それも含めて記録のためにアップします!自分への戒めだあ。

2019年9月21日(土)に、初めて名古屋で翻訳の勉強会に参加した。つい最近まで存在を知らなかったこの会。Twittterで「名古屋で勉強会てあるのかな?なかったら作りたい」みたいにつぶやいたら、すぐに存在を教えてもらうことができた。Twitterすごい。

・勉強会の概要

13:30-16:00すぎまで2時間半ほど、参加者は15名程度。事前にPDFで1枚程度の課題をいただき、任意で事前に提出し、当日に内容について夏目大先生よりレクチャーいただいた。課題は夏目先生ご自身が過去に訳された『ツキの科学』より。

https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-79460-0

・文芸翻訳

私は普段IT/マーケティングばかりやっているので、文芸の分野はほぼ初めて。書式を・・タテ書きに・・するんですね!というところから。当日は取り上げられなかったけど、フォントも正しくはあんな丸いので出してはいけなかったのでは。実際の仕事ではそういうガイドラインも逐一確認するでしょうが、ちょっと恥ずかしい。

・現在形 vs. 過去形

英語の文法という観点からの時制に合わせすぎると、日本語では時制を文末で表現するために音がワンパターンになりがち。英語の時制というよりは、現在形にするときはあえて臨場感を出したいとき。

・情景を映像で思い浮かべる

argueは辞書でひくと議論するなどと書かれているため冷静に話し合っているようだが、映画などで見てみると激しく喧嘩していることが多い。普段から映画を英語字幕で観ていると、単語とその情景がよく結びつくので良い。

・ひらめき(夏目先生は雨乞いと呼ぶ)に頼らない

「これめっちゃいい!降ってキター!!」という訳を思いつくのは快感かもしれないがそれを待ってしまったり頼りすぎたりするのはよくない。それに、全体として不都合があってもその言葉を大事にしすぎてしまうこともある。いくらでも代わりの言葉はある、いつでも消して書き直す、というスタンスでいるのが良い。どうしても取っておきたい場合はコピペして別で保存しておく。

・カタカナ表記

handsomeやfriendlyなどの言葉をカタカナにするかどうかについて。これは場合による。「フレンドリーな猫」はあまり受け入れられないような気もするが、猫好きの人からしたら普通の表現かもしれない。広く一般には「人なつこっこい」とするかも。例えばファッション誌だったら「ナウなヤングのマストアイテム」でいいかもしれない。「読み手である自分」を「訳者である自分」と切り離して、違和感がなければOKである。これをどこで分けるかが難しい。対策としては、一週間ほど寝かせてから戻ってくること、ちゃんと評価をしてくれる親しすぎない人に見てもらう。

・「場合によりますね」

夏目先生は、「翻訳って難しいですか?英語ペラペラなんですか?」と聞かれたりすると、ぐるぐるといろんな場合について考えて、思考した結果「場合による」と思ってしまうらしい。なんにも考えていない、うすっぺらい「そりゃ場合によりますねぇ~」と、数々のパターンに出会い、いろんなことを考え、両サイドから考えた結果の「・・・・・・場合によりますね・・!!」では重みが違う。

みたいな話をされていたとき、先生は本当に相手の境遇や様々な条件について考慮されていて、本質的に優しさにあふれる方だなと思った。翻訳をしている人はみんなそうなのかもしれない!みんなお互いを理解しようとしてる。平和しかない。戦争なくなりそう。

・「筋が通っていれば他人の目を気にしなくていい」

人にどのように受け入れられるか?これはそこまで気にしなくていい。プロの人でもクレームをつけられることもある。自分の訳を愛してくれる担当者が数人いれば良い。「これはこうだからこうなんです」という理由が自分なりに示せるならば、自信を持つこと。

・他の方からの刺激

やはり実際に集まって、勉強されている方たちに会うと、自分も頑張らないと!と気が引き締まる。今回は特に、インタースクール時代のクラスメイトの方に再会したことがサプライズだった。あれはもう8年とか昔のことだけど、会議通訳本科を二期一緒に受講した方。顔を見た瞬間にびっくりして「Tさん!?」と言ってしまったのですが、それに対してすぐ名前を思い出していただけたのがめちゃくちゃ嬉しかった。あの頃も尊敬していたけど、あぁ時を経てもやっぱり勉強を続けていればこうやって会えるんだ。と嬉しかった。

セミナーの後の交流会にも参加して、話題は翻訳祭に。迷われている方もいたけど、やはりこうやって情報を足で稼ぐ大切さはいつも身に沁みる。だったら早めに参加しない手はない!!ということで、翌日に翻訳祭の参加申し込みをしましたとさ。

今回の勉強会、本当に行って良かった。次回も参加しよう。

そして西のほうで開催されているイベントにも、来年は参加してみたい。まだまだ勇気が出ないのですが、そんなこと言っていても始まらない!今日が一番若い日だ。チャレンジしてみようと思う。